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バレエワークショップでは５番ポジションに入れるというワークを行いました。
夢のまた夢という印象の５番ポジションですが、あまりにあっさり参加者の皆さんが入っていくのに、逆に驚かされます。
これまでは、長い人で１年くらいかかかりました。
ですから、これは驚くべき早さです。
もちろん通常で考えても、１年かけて５番ポジションに入れば素晴らしいことです。
それが１時間半のワークショップで入るというのは驚異的です。
僕自身は少なくとも１０年はかかったと思います。
当時お世話になっていた先生に、一度だけ施術で「５番ポジション」に入れるようにしてもらったことがあります。
その時の感動は忘れられません。
当然ながら、５番に入れられるようになるとバレエは俄然楽しくなります！
５番を前提にバレエはデザインされているので当たり前ですが、本当に別世界です。
足は楽になりますし、身体も非常に安定します。
これまで５番の入れ方は様々に試行錯誤してきました。
・・もちろんこれからも試行錯誤していくと思います。
前回のバレエワークショップで行ったのは、アンディオールを飛ばして、「究極の骨盤ダイエット」の習得からでした。
これは骨盤を理想的な状態にして、小尻や反り腰の改善、ぽっこりお腹の改善ができる技です。
多くの「骨盤ダイエット」が目指す状態を気功で一気に実現する技です。
これまでは仙骨・骨盤・股関節をゆるめる技術を伝授して、アンディオールを実現してから５番ポジションを実習しました。
今回はアンディオール無しで、骨盤からアプローチしました。
なぜ僕らが５番ポジションに入らないのかと言えば、理由は単純です。
腰が反るからです。腰に力が入るからです。
アンディオールとは深い脱力のことです。
力めば足はターンインします。アンディダンになります。
脱力が重要です。
ワークショップではまずパラレルの１番ポジション(７番とも言います)で練習をしました。
その状態で骨盤をフラットにします。「究極の骨盤ダイエット」を使います。
そしてプリエして、同じように腰をフラットにします。鏡を見ながら、丁寧に膝を伸ばしていきます。
その時、骨盤に気を送りながら、フラットの状態を維持し続けるようにします。
それを何回か繰り返しコツをつかみます。
それからおもむろに５番プリエからストレッチで同じことを繰り返します。
あまり知られていませんが、５番プリエはほとんど誰でも簡単に入ります。
プリエならば５番は簡単です。
その５番プリエの状態から、骨盤をフラットにして、徐々にストレッチしていきます。
膝を伸ばしていきます。最後まで腰が逃げず、フラットであれば５番ポジションに入ります。
あまりにあっけなくできるので驚くほどです。
もちろん昨日もやりましたが、「腸腰筋」と「踵重心」などをきっちりマスターしていることが前提です。
身体ができていないので、真似をすれば身体を壊します。
でもきっちり順序を守って行えば、非常に短時間で最も難しいと言われる５番ポジションを達成することも可能なのです。
秘伝でありコツを見てしまったら、あとはひたすら実践するだけです。きっちりフィードバックを取りながら、実践してご自分のものにしてください。
当然ながら腸腰筋と５番は繰り返し学ぶことで精度は上がります。
踊りの中で応用もしやすくなります。
